其の参 三国様の思い入れ
浄盛和尚 三国様の墓所工事
今回ご紹介のお客様は覚本寺和尚のお墓です。生前から穏やかでだれからも愛された方です。下記にもご紹介致しますが、生前多くの詩を残されており特に「終止の譜」は私の涙をさそいました。亡きご主人の隣に同じ五輪等を少し小さめにして建立致しました。是非、詩と共にご覧ください。
其の参 「彼岸でもご主人とともに寄り添う夫婦五輪塔」
亡きご主人と同じ形の五輪塔でとの依頼です。あえて同じ形にし、大きさは女性らしく少し小さくし又かどは曲面としました。材質はご主人と同じ小松石を使用しました。二基の五輪塔が寄り添うように並んでいるところを見ますと、うまく調和がたもてご夫婦の生前の仲の良さが感じていただける墓石となったと思います。

ご主人の塔によりそう新しい五輪塔
匠の心
(*)五輪塔…五輪塔というのは五つの部分から成る供養塔で、下から地輪は方、水輪は球、火輪は三角、風輪は半球、
空輪は宝珠形で、万物を構成する地(ち)・水(すい)・火(か)・風(ふう)・空(くう)の五つの要素を表しています。

工事の様子



在りし日の浄盛和尚さま




こよなく愛された作詞活動


詩集「花の寺」 三国朱鳥子 在りし日のご主人とともに...
五輪塔へこめる母への感謝
平成16年10月1日住職をしていた母が突然永眠致しました。
父は昭和45年に亡くなっており、母は父の死後遺志を継ぎ、第44世覚本寺住職として寺を守って参りました。両親とも出家している身である為、いわゆる「三国家」として同じお墓に入ることは出来ません。
その為、歴代住職墓地に仲良く並んでお墓を建立することになります。
別々とはいっても、父と母は夫婦だった訳ですからなるべく父の墓と同じような五輪塔(*)を77日忌までに建立する予定となりました。
そこで石材店を選ぶに当たっては、仕事が丁寧かつ誠実で謙虚、信仰心の深い店主ということが条件となって参ります。
私共は大豆生田様のお人柄、誠実さ、信仰心には日頃から信頼をお寄せしておりましたので、迷わずお願いすることに決めました。
墓石の角を少し丸くすることによって女性らしくというご提案などのお心遣いを頂き素敵な五輪塔が出来上がりました。水輪の球の部分は母が微笑んでいるような気が致します。
これも仏縁によるものと母も喜んでいると思います。本当にありがとうございました。
〈母の遺歌より〉
それぞれの胸に響きて蘇る「夢のあとに」よ吾木香(われもこう)の花




